💰 未来のお金 見える化シート

月次損益計画書・資金繰り表をつくって、これからの1年のお金の流れを見える化しよう(Tuboneビジネスラボ)

🕵️ このシートでやることは4つだけ(所要15分)

この表は、融資を受ける・受けないに関係なく、自分の事業のお金の見通しを立てるために作ります。頭の中の「なんとなく大丈夫」を数字にすると、いくら売上が必要で、何を我慢すべきかがはっきり見えます。しっかり作れば、結果としてそのまま金融機関(日本政策金融公庫など)に出せる書類にもなります。

① 記入例を見る
下のボタンで整体院の記入例が入ります。まず眺めてイメージをつかむ。
② 自分の数字に書き換える
STEP 1〜3の数字を自分の計画に直す。迷ったら経費は多め・売上は控えめ。
③ 院長チェックを緑にする
STEP 5の警告がなくなるまで数字を調整。これが「通る計画」の練習です。
④ 提出する
画面下の「先生に提出」でチェックを受ける。仕上げは「印刷・PDF保存」で提出書類に。

STEP 1まずは今の状態を教えてください

むずかしく考えなくてOK。「いま手元にいくらあるか」からスタートします。

お店の名前が決まっていなければ、自分の名前でOK。あとからいつでも変えられます。
開業する月(すでに開業している人は来月)を選びます。ここから12ヶ月分の計画を立てます。日にちまで決まっていなくてOK。
「事業に使う」と決めているお金だけを書きます(生活用の貯金は入れない)。通帳を見て、今日時点の金額を正直に。これが融資でいう「自己資金」になります。
公庫や銀行から借りる予定の金額。借りない人・まだ決めていない人は空欄(0)のままでOK。あとから入れて比較できます。
お金が口座に振り込まれる月。ふつうは開業月(スタート月)のままでOK。
左が金利、右が何年で返すか。わからなければそのままでOK(公庫の目安:金利2.5%前後・7年返済)。毎月の返済額は自動で計算されます。
開業のために最初に払う大きな買い物の合計。内装工事・施術ベッド・機器・物件の敷金礼金など。すでに払った分は含めず、これから払う分だけ。自宅開業などでなければ0でOK。
その支払いをする月。ふつうは開業月のままでOK。
家賃・食費など、自分が毎月生活に使う金額。事業のお金から自分に払う「自分の給料」だと思ってください。ここを0にすると計画が現実と合わなくなるので、正直な金額を。

STEP 2売上の見込みを入れてみよう

「客単価 × 月の来店人数」で考えるのがコツです。

入れ方は2通り。どちらでもOK:
① すぐ下の「まとめ入力」を使う…客単価と人数を入れてボタンを押すと、12ヶ月分が一気に入ります(上の段=人数から計算/下の段=金額を直接指定)。
② 表のマスを直接タップして、1ヶ月ずつ手で入力する。まとめ入力のあとに一部の月だけ直すのもOK。
コツ:売上は「控えめ」に見積もるのが正解です。強気の数字は院長チェックで指摘されます。行の名前は書き換えOK、「+売上の項目を追加」で行も増やせます(例:回数券、物販、出張施術)。いらない行は右端の×で消せます。
客単価 円 × 初月 人、毎月 人ずつ増える
金額で: または金額で 初月 円、毎月 円ずつ増やす
さらに正確に:客単価 円・新規 人/月・リピート率 %
↑これは「毎月、新しいお客様が◯人来て、そのうち◯%が翌月もリピートする」という、実際のサロン経営に近い計算式です。人数が毎月じわじわ積み上がっていきます。

STEP 3毎月出ていくお金(経費)を入れよう

迷ったら「多め」に入れるのが安全です。売上と同じく、まとめ入力でも1マスずつでも入れられます。

それぞれの項目に入れるもの:
地代家賃…お店の家賃+共益費・駐車場代。自宅開業なら0でOK。/ 広告宣伝費…ホットペッパー・チラシ・Instagram広告・看板など、お客さまを集めるためのお金。/ 消耗品・材料費…オイル・タオル・シーツ・消毒液・カルテ用紙など。/ 水道光熱費・通信費…電気・ガス・水道+スマホ代・Wi-Fi・予約システムの利用料。/ 研修費…セミナー・教材・講座など学びに使うお金。/ その他経費…賠償保険・カード決済手数料(売上の約3%)・交通費・税理士代など。どれに入るか迷ったらここでOK。
ここに入れなくていいもの:自分の生活費(STEP 1で入力済み・自動計上)/借入の返済(自動計算)/開業時の設備投資(STEP 1で入力済み)。
コツ:年に1回だけ払うもの(保険の年払いなど)は、その月にだけ金額を入れます。細かい正確さより「入れ忘れゼロ」が大事です。
毎月

STEP 4未来のお金がこう見える

ここは入力不要。STEP 1〜3の数字から自動で作られます。数字を直すたびに、その場で更新されます。

あなたの損益分岐点

これだけ売れば、経費・生活費・返済まで払って収支トントンになる金額です。客単価を入れると「1日に何人来ればいいか」まで分かります。

手元資金の推移(資金繰り)

緑の線=毎月末に手元に残るお金。この線が0円(赤い点線)を下回る月があったら、その計画は途中でお金が尽きるということ。開業直後は下がって、軌道に乗ると上がっていくのが普通の形です。
月末の手元資金資金ショートライン(0円)3割減シナリオ(ストレステストON時)

売上・経費・利益

緑の棒=売上、オレンジの棒=出ていくお金(経費+生活費+借入返済)、青い線=その差額(手残り)。緑の棒がオレンジを追い越す月が、あなたの「損益分岐点」。青い線が0より上に出たら、生活費まで含めて自分の力で回せている状態です。
売上経費(生活費・返済含む)手残り

STEP 5ボーン院長のチェック

計画の甘いところ・危ないところを自動でチェックします。警告が出ても不合格ではありません。「面談で必ず聞かれるポイント」を先に教えてくれているだけなので、数字を直すか、口で説明できる根拠を用意すればOKです。数字を変えるたびに自動で更新されます。

金融機関(日本政策金融公庫など)に出す前のチェックリスト

STEP 6提出用の情報(日本政策金融公庫・銀行向け)

融資の面談では「数字の根拠」を必ず聞かれます。ここに書いておくと、そのまま提出書類に印刷されます。

「どこで・誰に・何を・いくらで」の4つが入っていればOK。あなたの経歴(勤務年数・指名数・資格)も1文入れると説得力が上がります。
面談で一番聞かれるのがここ。「なんとなく」ではなく計算式で書きます。その人数が来ると言える理由(前職の指名客・SNSフォロワー・予約の埋まり具合など)があれば必ず書いてください。

必要な資金と調達方法(自動生成・公庫の創業計画書と同じ形式)

ここは入力不要・自動計算です。左=開業に必要なお金(設備+黒字になるまでの赤字を埋める運転資金)、右=それをどう用意するか(自己資金+借入)。右の合計が左の合計を上回っていればOK。足りない場合は下に赤字で表示されます。

🎤 面談リハーサル

今の計画の内容から、面談で聞かれそうな質問と、答え方の型を自動で作ります。ここに書いてある答えを、自分の言葉で言えるように準備しておきましょう。

📄 月次損益計画書(自動生成)

ここは入力不要。STEP 2・3の入力から自動で作られ、印刷ボタンでそのまま提出用になります。
この表の見方:「事業として儲かっているか」を見る表です。一番大事な行は[経常利益]。ここがプラスなら事業は黒字です。ただし経常利益には自分の生活費が入っていないので、本当の手取り感覚は一番下の「(参考)生活費差引後の手残り」で確認してください。

📄 資金繰り表(自動生成)

ここも入力不要・自動生成です。
この表の見方:「現金が途切れないか」を見る表です。一番大事な行は一番下の「翌月繰越残高(月末の手元資金)」。ここが1ヶ月でもマイナスになったら、利益が出ていても支払いができず事業が止まります(いわゆる黒字倒産)。損益計画書が「成績表」なら、資金繰り表は「命綱」です。

🩺 総合診断(ボーン院長の総まとめ)

ここまでの入力をまとめて診断します。作っていて「この方向でいいのか?」と迷ったら、まずここを見てください。厳しめの指摘が多いうちは、まだ計画が甘いというサインです。※この欄とSTEP 5は、あなたと先生のための欄なので提出書類には印刷されません。

🅰️🅱️ プランを比較する

「家賃が高い物件と安い物件」「借入を増やす場合と減らす場合」など、条件を変えた2パターンを並べて比べられます。今の内容をプランA・Bとして保存すると、あとで見比べられます。

📈 実績を記録する(開業後・毎月更新)

開業したら、このシートは終わりではありません。毎月、実際の売上・支出を入れると、計画とのズレが見えます。過ぎた月から埋めていきましょう。「支出」には経費・生活費・返済まで全部含めた実際の合計金額を入れてください。

※この共有機能は今のところ無料の相談窓口です。毎月の伴走レビューとして商品化するかは今後検討中です。